- ジョブコーチが、本人、事業主の方のそれぞれとご相談を行い、職場の状況を十分に把握し、双方の同意を得た上で支援計画を作ります。
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出前講座
平成19年度から医療機関に向けて出前講座を始めました。
現在までに述べ医療機関50ヶ所、支援機関8ヶ所で実施しました。
H26年度は近畿圏をでて、仙台、名古屋、滋賀、福岡にて1週間連続の講座を開催しました。
1機関あたり1回2~3時間の講座を3~5回で実施。
内容は座学とSSTの組合せを基本に、受け入れ機関からの希望や課題を聞きながら、「働くとは?」「就労ピラミッド」「オープン・クローズ」「企業から求められる人材とは?」「就職者の話」「社会資源について」「企業からの話」「なんでも相談」「会社見学」など。
SSTは就労をイメージして「報告・連絡・相談をする」「上手に断る」「休みの連絡を入れる」などを実施してきました。
参加者は述べ700人を超しています。
受け入れ機関スタッフから”利用者が最後まで出席出来るだろうか?”といった不安の声を毎回お聞きしていました。
しかし実際に始めてみると参加者の目の色が変わるのです。
講座終了後には受け入れ機関のスタッフより”Aさんが最後まで参加できると思わなかった””Bさんに働きたい気持ちがそれほど強いと思わなかった”また、参加者の受講後の行動にも多くの変化があり、ハローワークへの登録、就労移行支援事業所の利用、就職した人もいると報告がありました。
私たちにとっても実施して良かったと思う瞬間であります。
出前講座の必須項目である「就職者の話」では、JSNの卒業生に「語り部」として”就職するまでのこと””就職してからの変化””これからの夢”などを語ってもらいます。
参加者の方からは『勇気が出た』『自分にも出来るかも』『昔を思い出した』などそれぞれ感じる部分が大きいようです。
JSNの卒業生にはかなりの緊張がありますが、今までのことを振り返る良いきっかけになり、また人前で話すことで一段と自信をつける効果があります。
今後の出前講座は近畿圏だけではなく全国からの依頼があれば出かけて行き、参加者のやる気スイッチを押し、就労に一歩近づくきっかけ作りになるように講座の質を上げたいと考えています。
就労準備講座メニュー(例)
ジョブコーチ支援
JSNの就労支援は「基礎訓練部門」と「就労定着部門」の二つの部門に分かれています。
前者は各事業所の職員が担当し、1年~1年半かけて就労に向けてトレーニングを行います。
一定の訓練期間を経て就職活動に入りますが、ここからはジョブコーチが担当する「就労定着部門」で就職活動→就職→定着へと支援を継続します。
現在の制度では、就労移行支援事業所が就職までの支援を担当し、その後は「就業・生活支援センター」に引き継ぐという流れになっていますが、JSNは発足当時から、訓練~訓練後の定着支援を含めすべての支援を行っていくことにしています。
必要に応じて就業・生活支援センターと連携しながら進めていくこともありますが、基本的には「就職そして定着」までの支援を行うのがJSNスタイルのジョブコーチです。
今後は、就労の成功事例や失敗事例を分析し働き続けるポイントや企業の声を、各就労移行支援事業所にフィードバックし、スタッフのスキルアップのための情報提供体制を構築していきます。
また、地域の医療機関を含めた関係者との連携を重視し、生活支援機関や企業に対しては、働き続けるための雇用管理能力を高める提案力の向上に重点を置いていきます。
ジョブコーチ支援の流れ
- ジョブコーチが事業所を訪問して打ち合わせを行います。
支援計画について説明し、支援期間や支援頻度などを検討し、調整します。 - 本人に対して、就業においての心配や不安などの聞き取りを行います。
- 支援計画に基づき、ジョブコーチが事業所を訪問して支援を行います。
- 必要に応じて、電話での相談や面談を行います。
- 支援終了後もフォローアップ訪問を行います。
- 「仕事内容が変わる」「担当者が代わる」「体調が不安定になる」等、状況の変化にあわせて、必要に応じて再支援を行います。
ハノレノ
仲間との交流は就労後も続きます
- 月例会があります
- 不定期の行事も開催します
(花見・バーベキュー、登山部、写真部など)